命のよろこびを見つめる虹と、地上ではかなく埋もれてしまう運命を悲しむ田舎ぶどうが交わす会話は、そのコントラストが詩的で美しく、その哲学的なもつれは、今の私たちが持つ問題でもあります。 宮澤賢治は童話作家ですが、子供には少し難しいようなので挿絵を入れることで、 親しみやすくしました。